ハンドメイドのアロマキャンドルを制作。
2013年よりイベントに出店しワークショップをあちこちで開催し、色とりどりのパーツを組み合わせるキャンドル作りは子どもにも大人にも大人気。
門真市民プラザにて個人から団体様向けの教室も開催。ウェディングキャンドルなどのオリジナルキャンドル制作のオーダーも受注。
◆キャンドル作家となったきっかけ
<<まずはキャンドル作家となったきっかけを教えてください>>
きっかけは友達のキャンドル教室を見て、自分もアロマキャンドルでイベントに出てみたい!と思ったことでした。
当時は退職を決めた時期で、キャンドル教室をしようと思っていたわけではなかったのですが、すぐにイベントを探して申込みました。
この初出店がワークワークカフェと言うイベントで、ちょうど退職の1か月前でした。
あわてて屋号を決め、材料をそろえ、当日は友達にも手伝ってもらいました。
そのイベントで他のイベントの主催者様に声をかけて頂き、他のイベントに出るうちにどんどんご縁が広がり今に至ります。
夢中で流れに乗ってここまできたという感じです。
◆子育てとお仕事とのバランスについて
<<お子さんがまだ小さかったと思うのですがお仕事と子育ての両立はどのように?>>
前の会社では産休から復職して4年間働きましたが、子どもの病気などで頻繁に休まなければなりませんでした。それを夫婦で分担し乗り越えてきましたが、やはり大変でした。また子どもにもしっかり関われないことがストレスになっていました。
ところが退職後は土日祝日イベント出店が続き、有難いことに出張キャンドル講座で大阪府下あちこちに出向かせて頂きました。ただ、子どもとの時間はもっと無くなり、何のために退職したのかと自分の中では葛藤がありました。
そこで次の年はイベントを減らし、平日に講座を入れ、土日は子どもとの時間を少し増やすようにしたのです。今は子どもも小学生となり私よりパパと遊ぶ方がよくて、パパと一緒にでかけることが多くなっています。
土日はイベント出店と自分の時間がバランスよく取れるようになりました。
自分の時間というのはイベントや講座の準備、映画や買い物、友達とのランチなど。
あとはもともと料理が大好きで、今は家族の食事をしっかり作ることができます。
◆第4回はぴマルクレオ実行委員長としての経験から見えてきたこと
<<実行委員長をされましたがその経緯とそこからの学びなどを教えてください>>
クレオ大阪東で開催される『はぴマルクレオ』は起業を通して女性の自立を応援する主旨のマルシェです。2回目にお客、3回目は出店者として関わり、昨年の4回目は実行委員長、今年はオブザーバーをさせて頂きます。
この実行委員長の経験で、主催する側としての勉強をさせて頂きました。
出店者でいる時には見えなかった、主催者側の苦労、時間と労力、ママ支援の大変さを経験させて頂きました。
そしてここでは何回か勉強会を開催しましたが基本お子様連れはNGなのです。
そこで初めてお子様をパパに預けるというママもいらっしゃいました。
私は家事と育児は夫婦で全て分担してやってきましたが、最初からパパに遠慮しているママも多いとは思うのです。もちろんいろんな夫婦の形があっていいとは思います。
ただ本当にやりたいことがあればダメもとで周りに言うことも必要です。
自分の気持ちや考えは話さないと相手には伝わりません。
それは夫婦でも仕事でも同じです。
そしてママだからできないと否定的にとらえるのではなく、ママであることを前向きにとらえ、その立場だからこそ出来る事を生かして欲しい!そう思っています。
◆これからのことについて
<<これからの夢ややりたいこと、予定などございますか?>>
キャンドルビバーチェとして活動を始めて3年となります。起業の大変さは会社員という温室の中にいた時には分かりませんでした。子育てと起業と自分の時間とのバランスで悩んだ時もありました。
今年は1月から週1回のチャレンジカフェ(TOMO’Sカフェ)を心斎橋でオープンしています。また4月からは中央区区民センターでキャラ弁講座を開催し、好きな『食』に関することも始めています。
私はこうしたい!と思ったことは口に出してきました。
『叶う』という漢字の通り、口に十回出すと周りの誰かが聞いてくれています。
何かを叶えたいとき口に出すことは大切なことなのです。
ハンドメイドは今がブームですが、食べることは一生続くことです。これからどういう形になるかは分かりませんが、ハンドメイドも続けながら『食』にも係っていきたいと思います。
取材を終えて・・・
井上さんには地元高槻のイベントで初めてお目にかかりました。
あちこちのイベントに参加されていらした頃だったと思います。
それから何度かご一緒させて頂く機会がありましたが、行動力があり、何事も全力で取り組まれ、色んな視点をお持ちの方という印象でした。
お話を伺ってやはり夢を叶える力とそこへ向けるエネルギーと集中力が半端ないと感じました。
井上さんのこれからの食へのかかわり方も目が離せません!
これからのご活躍を応援しております
(ライター/一部写真 :山神 知子)